まずは、番茶とクローブを煮出しております。 駐車場の掃除完了 茣蓙と灰の入った樽などを配置 灰を空けて、茶汁を掛けております 約3時間半、湿し灰は甕に収まり、 灰を木樽に収めれば作業は完了! ================================ まずは、番茶を焙じております。 焙じ茶と丁字を煮出しております。 この茶汁をかけては干してを繰り返すのが灰作り 灰作りは土用の炎暑の中でということが謂われます。いつも出遅れて残暑の中でとなることが多いのですが、14年は土用のうちに無事作業が出来ました。 普段つかいの炭:岩手楢炭 普段つかいの備長炭
備長炭は火持ちがよいので火鉢の炭にも加えてやることがあります、お茶には使わないのです菊炭
椚の丸炭、皮もきちんと付いたままの炭で、均等に焼けが入って木口に放射状に隙間が入っていることから菊炭と言います。お茶で使うのはもっぱらこれです。外国産の炭の値が1とすると、岩手楢炭が2倍、お茶用の菊炭は6倍くらいでしょうか。 しかし、その炭切りの作業は2、3年後のこと、この炭はそれまで小屋で寝かせて枯らせるのです、そうすると火の具合がよくなるというのが教えです というわけで、小屋にはこのような箱が常時4、5箱ありますが、非常用としても役に立ちます 上に乗った二箱は以下のようです そこそこ、ギッチョ炭の代用になります、しかし炉に短し風炉に長しですが 『注』 菊炭というのは、切り口の中心から放射状にスがあいている様子が菊の花のようにみえるということからそう呼ばれるもので楢炭、椚炭で、比較的良質の物ということになっています ギッチョ炭とは左手で扱う炭のことではなくて「毬杖炭」と書きましてお茶で使う炭で一番普通に使う炭です 炉に入れるものは大きめ、風炉に使うものは小振りになります 火鉢やら、七輪にはこれで良いでしょう、コストパフォーマンスも考えないと火遊びは大変です 風炉用切り炭と台付き十能 炭を用意する間もなく、切り炭を求めるという手抜き、体たらく、 お恥ずかしい限りながら背に腹は代えられず ついでに台付き十能も買ってまた装備がひとつ充実です さらに15キロの灰も求め8月の灰作りは去年よりもましな仕事にしようと備えています =================================== 立秋の灰作り 一番向うの灰はこの冬に使った灰で、7月末の作業のとき には手つかずで、終了後に洗いを掛けて水を切っておいた のですが、大分濡れている状態で、なかなか乾いてはくれません でも、この冬には、一番手前の灰を使う予定ですから良いのです 湿し灰は、すでに7月31日に出来上がっています 右の写真の手前のダッチオーブンでは、粉茶を焙じて焙じ茶に しているところです、どうやら煎茶より黄味が強く出るようです 熱源は練炭コンロですので、最高潮まで2時間はかかります 乾きの遅かった今年使った灰は8日にもう一度乾燥させました めでたしめでたし、です 木樽が6、ポリバケツが2、湿し灰用の陶器の甕が二つで、灰の量は随分と多くなりました 当然ながらこのシーズンには風炉灰は使用中のものが一樽分ほどあります ================================ 五月に入りました、すなわち風炉の季節到来であります、ということで、炉を上げ、疊を敷き替えました 当然のことながら、風炉になれば炭も炉用とは違って小振りになります から炭切り、炭洗いと昨一日からの上げた灰の処理をしました 12日の炉灰に続いて、風炉灰の茶汁掛け、風炉灰は、使用中を除き、三斗強の量があります 全面展開図 練炭コンロを熱源として、着火後2時間後くらいから火力が強くなりますので、火を点けるのは朝飯前からという段取りになります ブリキの如雨露などもあるのですが、最近のは首の付け根が樹脂製で熱湯に近い、茶汁などをかけるにはこの手の物が必要、しかも樹脂を使っていないものというのがなかなかに見つからずやむを得ずの高級品なのです 灰づくり作業第三弾 灰の乾燥 干すだけなら別に茣蓙に広げておけばよいようなものですがこの界隈猫がうろついていて、快適な砂場を見つけると用を足してゆくので、油断は禁物、監視も手間なものです
我が家ではそうも参りません、ただの「小屋の棚」に並べて四季の気候の変化をそのまま生長の糧にしてもらうしかありません 灰づくり作業第二弾 灰の番茶掛け 左下の染みのようなのは、私の影で作業環境の暑さを見ていただこうと、わざと影の入る位置から撮しております 使用器材:茣蓙・如雨露・ゴム手袋・篩 茶汁を沸かすのに、練炭コンロと鍋その他を使用しています 灰は素手で揉めということになってはいるものの、手の皮が薄い私としては、ゴム手袋を使って揉んでおります この灰揉みの作業は、灰を細かくするというよりは灰の粒を作るための練り付け作業だという話もあります 結構納得できる説ではありますが、ともかく手が疲れます 湿し灰 湿し灰は甕で、炉の灰は木樽で保存です 灰づくりは未だ試行錯誤 今日は灰汁を抜いたものの乾燥まで 盆休みの天気の良い日に茶汁かけをしてという段取りになります ご覧のように一斗樽が4つ、これが保存(寝かせ)用、 それぞれに8分目ほどの灰が入ります あとのバケツは作業用 炉底用 湿し灰 洗い炭と炭切り鋸、炭定規 灰、壷・バケツ・ゴム手袋 こんな仕事もこれからは毎年の恒例の連休行事となりそうです ちなみに、灰を構う際には、必ずゴム手袋を使うのですが、一仕事終ると手ががさがさに荒れてしまいます 灰汁のアルカリなどとあなどってはなりません これで、お茶の設えのあれこれの一年が過ぎたことになります そこで気が付いたのは、炉灰の嵩の大きさです、風炉灰とはくらべものになりません空けた炉の後には、使い残りの炉用の切炭を入れて湿気取りにしてみました 小屋に仕舞っても同じことですので、良いアイデアと自賛しております |